ねとらぼ
2025/03/22 20:30(公開)

“怪物”の名が付く希少魚を2980円で購入→10カ月育てたら…… 一目で分かる“ヤバすぎ”姿に「えええ、なにこれ!?」「初めて見た」

とってもゴージャス!

 こんなの見たことない……!? めちゃくちゃ面白い見た目の熱帯魚を購入した投稿者の動画がYouTubeに投稿されました。動画には「ゴージャス!」「ホンマにこんなんおるんや」といったコメントが寄せられるなど、注目を集めています。

【希少種?】ヤバすぎる見た目をしたコリドラス登場。こんなの見たこと無い。#640【アクアリウム】

 投稿者は、アクアリウムに関する情報を自身のSNSで発信している「たそがれアクア」さん。以前は「幻の個体」といわれる1匹1万円の熱帯魚を飼育してから半年後、笑ってしまうほど変化した様子が話題となりました(関連記事)。

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不思議で面白い見た目の熱帯魚

 今回は、2024年にお迎えしてしばらく飼育していたという、小型のナマズの仲間「コリドラス」を紹介。コリドラスは熱帯魚の中でも特に種類が多く、これまで多くのコリドラスを紹介してきたたそがれさんでさえ、一生をかけても全種を紹介することはできないと思っているそうです。

 今回は、そんな沼が深いコリドラスの中でも、2024年4月ごろに入手した、特に面白い種類を紹介してくれるとのこと。発泡スチロールや袋を開封すると、今回の主役である「メデューサコリドラスロングフィンパンダ」が姿を現しました。お値段は1匹2980円だったそうです。

メデューサコリドラスロングフィン
メデューサコリドラスロングフィンを紹介
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簡単そうで難しい「パンダ柄のコリドラス」

 「コリドラスパンダ」はその名前の通り、パンダのような柄を持ったコリドラス。ちょっとベージュっぽい体色に、尾びれの付け根辺りには黒いスポット、目の周りにはパンダのような黒い模様が入ることを特徴としています。

 コリドラスパンダは人気のある改良品種で、流通量は多いとのこと。最大体長は5センチ程度で、適正水温は20〜27度、適正水質は弱酸性〜中性、エサは人口飼料から生き餌まで幅広く食べるそうです。

 たそがれさんによると、コリドラスパンダは飼育が容易かつ、流通量が多いコリドラスの中では“水質の変化に敏感”といわれているとのこと。特に導入する際には注意が必要であり、「簡単そうで難しい」種類なのだそうです。

簡単そうで難しい
コリドラスパンダは簡単そうで難しい熱帯魚なのだとか

 とはいえ、水槽の環境に慣れれば安心といわれていること、さらに混泳がしやすくさまざまな種類の熱帯魚と一緒に飼育できることも、コリドラスパンダの大きな魅力となっているようです。

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コリドラスロングフィンパンダのメデューサ……?

 そのコリドラスパンダの中でも、ヒレ(フィン)が長い個体は「コリドラスパンダロングフィン」と呼ばれているそうです。今回紹介するメデューサコリドラスロングフィンパンダはその中でも、さらに面白い特徴を持っているのだとか。

今回紹介している
コリドラスの中でもヒレが長い個体です

 なお、メデューサコリドラスロングフィンパンダという名前は、販売者が通常のコリドラスパンダロングフィンと分けるために付けた名前だと思われるそうです。検索しても全くヒットしないため、少なくとも正式な名称ではないと考えているのだとか。

 このメデューサコリドラスロングフィンパンダはLサイズで、購入した時点でほぼ最大サイズだったとのこと。そのためロングフィンがしっかりしていて優雅な印象を受けますが、たそがれさんは背ビレや尾ビレだけでなく、胸ビレが大きいところもチャームポイントだと考えているそうです。

背びれや尾びれだけでなく
背ビレや尾ビレ、胸ビレが長くて優雅です
鼻ちょうちん
鼻ちょうちんのようなヒラヒラも気になります

 ところでこの個体はなぜ、ギリシャ神話に登場する怪物「メデューサ」の名前をつけて販売されていたのでしょうか。名前の由来は、この個体のヒゲにあるようです。

 この個体はコリドラスにしては珍しく、全てのヒゲが枝分かれしているとのこと。さらに1本のヒゲが分かれて2本の枝毛のようになっているだけではなく、その先もさらに枝分かれして分岐し、網目のようになっているのだとか。

ただだいたいの事例では
調べても謎しかないヒゲ

 コリドラスのヒゲはケガをした後に再生することにより、枝分かれすることがあるようです。しかしこの個体のように網目状にヒゲが広がっている理由は不明であり、何らかの先天的な要因があるのではないかと推測できます。しかし調べても全く情報が出てこないため、飼育している側としても困惑しているのだとか。

少しでもヒレが
他の熱帯魚たちとほどよい距離間で暮らしているとのこと

 体は大きいけれど他の生体に攻撃することもなく、他の魚たちと干渉せず、ほどよい距離間で過ごしているというメデューサコリドラスロングフィンパンダ。ただ、体が大きいことから力も強く、砂をまきあげてしまうこともあるそうです。水草などを植えている場合は、掘り返されてしまうかもしれません。

水草とかも
ただし体が大きい分、力はあるそうです

飼育開始から10カ月後

 そして飼育開始から10カ月後。メデューサコリドラスロングフィンパンダは動きが速すぎて、撮影に難儀するほど元気に過ごしていました。もともと体が大きかったため外見に大きな変化はないものの、なんとなく体色が濃くなってきたようです。

わかりやすいのは
10カ月後、体の色がわずかに変わりました

 初めてのコリドラスパンダがこれほど特徴的な個体で大丈夫なのかと心配していたけれど、とても面白くてお気に入りの個体になったとのこと。今後もメデューサコリドラスロングフィンパンダをかわいがっていきたい、と語るたそがれさんなのでした。

この水槽内の
とても不思議で面白い、メデューサコリドラスロングフィンでした

「ゴージャス!」「ホンマにこんなんおるんや」の声

 動画には「えええええええ、なにこれええええええ!? ゴージャス!!」「自分もコリパンとコリパンのロングフィンを計20匹飼育していますが、こんなヒゲが枝分かれしている個体は初めて見ました」「はるか昔の図鑑に絵だけで掲載されていた個体がヒゲモジャラッパ鼻で、こんなんおらんやろ!って思ってました。ホンマにこんなんおるんや……(笑)」といった、たくさんのコメントが寄せられていました。

 たそがれさんは同チャンネルとX(旧Twitter/@twilight1589)、Instagram(@twilight_aqua_ch)で、水草や熱帯魚などのアクアリウムに関する情報を投稿しています。

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